米「イラン核合意」離脱はなぜこのタイミングなのか、狙いは北朝鮮への“けん制”? 2018/05/09 22:00 拡大する 米トランプ大統領は日本時間の9日午前3時過ぎ、ホワイトハウスで演説を行い2015年の「イラン核合意」から離脱することを発表した。 この核合意は、イランが核開発の大幅な制限を受け入れる代わりにアメリカなどが経済制裁を解除するもの。しかし、トランプ大統領は弾道ミサイルの開発が規制されていないことを問題視し、合意から離脱し過去最大級の経済制裁を行うと表明した。 この対応に、核合意をともに結んだイギリス・フランス・ドイツの首脳は「離脱決定に懸念を表明する。我々は合意を継続する」という共同声明を発表。一方、イランのロウハニ大統領はテレビ演説で「イランは合意を履行してきたのに、アメリカは決して順守することはなかった」と猛反発し、「工業用のウラン濃縮活動の再開もあり得る」と警告している。 続きを読む