2016年初場所で優勝。しかし、その1年後に大関から陥落した琴奨菊は、今日も土俵に上がっている。
 琴奨菊は福岡県柳川市生まれで、本名は菊次一弘。今年34歳。9歳で祖父・一男さんの勧めで相撲を始め、一男さんは自宅に土俵を作ったり、タイヤに紐を付けたトレーニング器具を作ったりと、熱心に一弘少年を指導した。
 祖父の期待を一身に背負った一弘少年は、徳義塾中学3年で中学生横綱に。2002年に初土俵を踏み、2005年には新入幕。2011年に大関に昇進した。