将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(15)が6月5日、石田直裕五段と竜王戦5組ランキング戦決勝で対局中だ。勝った方が、羽生善治竜王(47)への挑戦権をかけた決勝トーナメントに進出が決まる。藤井七段は昨年、6組で優勝して進出しただけに、2年連続で竜王へ挑戦する道をつなげたいところだ。
 5組の優勝者は、決勝トーナメントで6組優勝者(都成竜馬五段)と1回戦で対局することが決まっている。また優勝者には賞金155万円が贈られる。藤井七段は昨年6組で優勝、今年は5組で決勝に進出したことで、2年連続での昇級が決定。来年は4組で戦うことになる。どの組からでも決勝トーナメントには進出ができるが、上位組になるほど複数の棋士が進出できる、トーナメントの後半から出場できるなど、挑戦権獲得には優位になる。