将棋好きで知られるお笑いコンビ・フルーツポンチの村上健志が、将棋番組の魅力について「棋士の方の人間模様がおもしろいですね」と、戦っている棋士だけでなく、長い対局を見るファンを飽きさせないようにとトークを繰り広げる棋士の話術をポイントに挙げた。芸人同士で頻繁に将棋を指す村上に、観て楽しむ“観る将”としての、深く話を聞いた。

 長いものとなれば10時間を超える将棋の対局。この長い時間を解説、聞き手が盤上の説明だけでなく、いろいろな話を紹介していく。村上は「橋本(崇載)八段とか、見ていておもしろいですよね。難しい将棋だと『わかんない』とか言っちゃうし(笑)正直、プロの方の対局なんて、僕らは見ても理解するのは無理なんですけど、お話とかずっと聞いていられるんですよね」と、もはや棋士によるトーク番組を楽しむかのようだ。「いつかの対局で、師匠が弟子のタイトル戦を解説していたんですよ。弟子にすごく思い入れがあるのに、どんどん劣勢になっちゃって。でも優劣を言う時に弟子に甘めに言っていて。人間味があっておもしろいですよね」と、コンピューターばりの頭脳を持つ棋士たちが見せる人間っぽさが楽しいという。

 過去にはテレビ朝日「アメトーーク」の「将棋たのしい芸人」に出演し、将棋の魅力を語りつくした。「羽生(善治)さんなんて、とてつもない人ですよね。将棋を知らない人でも知っているスーパースター。そんな羽生さんの本に『勝ち負けだけじゃなくて、棋士という特殊な人間に注目してみてください』と書かれていたんですよ」。将棋界の第一人者が著書に記すだけに、ますます棋士の素顔に興味がわいた。

 “観る将”として知りたいことは、まだまだたくさんある。「将棋だけずっとやっている人って、とんでもないですよね。そんな人たちが悔しがっている姿も、またすごいなと。自分いるのとは違う世界なんだなあと考えるとおもしろいです。対局番組でも棋士の方のバックボーンとか、補足情報とかあったら楽しそうですね」と、提案まで飛び出した。棋譜を作り上げる2人の棋士の素顔。確かに気になるコンテンツだ。

 ◆AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治 将棋界で初めて7つのタイトルで永世称号の資格を得る「永世七冠」を達成した羽生善治竜王が着想した、独自のルールで行われる超早指し戦によるトーナメント。持ち時間は各5分で、1手指すごとに5秒が加算される。羽生竜王が趣味とするチェスの「フィッシャールール」がベースになっている。1回の顔合わせで先に2勝した方が勝ち上がる三番勝負。予選は藤井聡太七段が登場するA組からC組まで各4人が参加し、各組2人が決勝トーナメントへ。シードの羽生竜王、久保利明王将を加えた8人で、最速・最強の座を争う。

(C)AbemaTV

▶6/17 20:00~ 第1回AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治 #1-1

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出演者は、<予選A組>、藤井聡太七段、近藤誠也五…です。