プロ野球界が誇る強打の「山賊」が、高卒2年目の右腕を急襲した。
 横浜DeNAの京山将弥投手(19)が、6月7日の対西武2回戦に先発。初回、いきなり5番の栗山に3ランを浴びるなど、パ・リーグ首位をひた走る西武の「山賊打線」を相手に4回4失点で降板。5勝目を逃した。
 京山の立ち上がり、ツーアウトから四球とヒットでチャンスを作られると、5番の栗山に失投をライトスタンドに運ばれてしまう。さらに3回にはキャプテンの浅村にも豪快な一発を浴びて4回4失点、68球でノックアウト。好機で甘い球を逃さない嗅覚、そしてどこからでも一発が出る長打力といった、「山賊」の名にふさわしい破壊力を備えた西武打線の非凡さを際立たせる結果となってしまった。