横浜DeNAのアレックス・ラミレス監督（43）が、6月27日の対阪神9回戦を前に、阪神先発の藤浪に対して「戦略を立てるのが難しい。基本的にはしっかり我慢して四球を取っていく」と語った。また、昨日に手痛い失策があった中川については、スタメン起用を明言。「彼はファーストで一番の候補」と、1つの結果にとらわれずに打力への信頼を寄せた。試合前のコメントは以下のとおり。
―昨日の試合後に「打たないと勝てない」と言っていましたが、打線は。
ちょっといじりましたけどあまり変わってないです。1番から6番まで一緒で7番大和、9番嶺井です。ほとんど一緒ですね。
―7番大和がポイントになりますか。
大和がキーになるような活躍をしてくれれば一番ですね。大和の方が嶺井よりヒットを打つ確率が高いのでそういう打順にしました。
―今日は風が強いですがが、現役時代に風向きはチェックしていましたか。
選手の時だけでなく監督になってからも「これならホームラン出やすいな」とか見ていますね。選手もみんな旗を見てると思います。
―風によって何か戦い方が変わりますか。
いろいろアプローチも変わると思う。ピッチャーの心理では、今日の風だと（右打者の）真ん中から外に投げると、（打球が）逆方向に伸びるので気をつけようとか考えると思う。キャッチャーにもそういう心理があると思う。とはいえ人によって様々だと思うのでみんながみんなそう思う訳ではないと思いますが。
多くの選手は勘違いしているが、こういう時はアッパースイングになりがち。そうではなく、しっかりとレベルスイングでコンタクトを意識して打てば、それで飛んでいく。
―昨日の試合でミスがあった中川が今日もスタメンですが、リベンジするチャンスを与えたということですか。
中川のいいところはファイティングスピリットを持っているということ。昨日のミスは起こり得ることだし、もし今日彼を使わないとなると、彼に与えるメンタルの影響は相当ある。ミスは誰にでもあること。今日しっかりプレーしてくれればうれしいです。
ミスを別にしても右投手に.333打ってる。うちの左打者が右投手に対していい結果を出していないので、彼がファーストの1番の候補です。
―阪神の藤浪とは久々の対戦。攻略のポイントは。
なかなか彼にどう対応するかと戦略を立てるのは難しい。たまにすごいピッチングをすると思えば、全くストライクが入らない時もある。基本的にはしっかり我慢をして四球を取って行く。ストライクを待って、スモールベースボール的なところで点を取っていければと思います。
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