
6月28日に行われている横浜DeNA対阪神の10回戦。初回、横浜DeNAの今永昇太投手(24)は1死満塁のピンチを迎えるも、なんとか無失点で切り抜けた。一方、今季初先発の阪神・岩田はレフトの福留(目測を誤るも記録はヒット)、サードの北條のエラーが重なり不運な失点からスタート。ハマスタの魔物がさっそく仕事をして、横浜DeNA先発の今永に貴重な先制点をもたらした。
昨年とはうってかわって今季は苦しいマウンドが続く今永だが、この日もピリッとしない立ち上がりになった。

先頭の糸原に四球を与えると、続く植田がバントでしっかりと送る。すると3番・福留にはデットボールを与えてしまい、やや険悪な雰囲気になる場面も。さらに4番の糸井がライト前ヒットで出塁して、いきなり1死満塁のピンチを招いてしまう。
ここで迎えたのが絶賛・確変中の陽川。しかし今永は冷静にピッチャーゴロを打たせ、1-2-3のダブルプレーが完成。初回のピンチをなんとか無失点で切り抜けた。

するとその裏の横浜DeNAの攻撃では、ハマスタの魔物が阪神の守備陣に襲来。2番・柴田のレフトライナーに対して、名手・福留が目測を誤って打球はフェンスに到達。ラッキーなツーベースでチャンスを作ると、続くソトのどん詰まりのサードゴロを北條がまさかのエラー。1死一・三塁のチャンスで筒香のゲッツー崩れの間に柴田が生還し、相手のミスにつけ込んだ形で横浜DeNAが先制に成功した。
この先制点で楽になったのか、2回の今永は三者凡退で猛虎打線を簡単に料理してみせた。この調子でチームの連敗を止めることができるのか、本来の調子、躍動感を取り戻しつつある今永のピッチングに注目だ。
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