日本将棋連盟による7月2日週の公式戦は、7月4日から菅井竜也王位と豊島将之八段による王位戦七番勝負が開幕。前期に羽生善治竜王からタイトル奪取に成功した菅井王位が、棋聖のタイトルが目前の豊島八段の挑戦を受ける。6日には藤井聡太七段が王座戦決勝トーナメントの準決勝に登場。あと2勝で史上最年少でのタイトル挑戦にたどりつく。主な対局は以下のとおり。
7月2日(月曜日)
竜王戦決勝トーナメント 三浦弘行九段VS松尾歩八段 (将棋プレミアム・携帯中継)
7月3日(火曜日)
順位戦C級1組 高崎一生六段VS杉本昌隆七段 (携帯中継)
順位戦C級1組 近藤誠也五段VS千葉幸生七段 (携帯中継)
順位戦C級1組 金井恒太六段VS北島忠雄七段 (携帯中継)
順位戦C級1組 豊川孝弘七段VS藤井聡太七段 (ニコニコ生放送・AbemaTV・携帯中継)
昨年、C級2組を1期で抜けた藤井七段のC級1組デビュー戦。今回は2回戦になるが、1回戦が地震のために延期になった。同組には39人が参加。1人10局指し、成績上位2人がB級2組へと昇級する。勝敗数が同じ場合は、前期の成績などを元にした順位が上の棋士が昇級する。昇級したばかりの藤井七段は39人中31位で、1期抜けを果たすには全勝もしくはそれに近い成績が必要となる。持ち時間は各6時間。
順位戦C級1組 都成竜馬五段VS増田康宏六段 (携帯中継)
7月4・5日(水・木曜日)
王位戦第1局 菅井竜也王位VS豊島将之八段 (ニコニコ生放送・AbemaTV・携帯中継)
昨年、羽生善治竜王から奪取し、初タイトルとなった菅井王位の初防衛戦。対する豊島八段は、棋聖戦でもタイトルに王手をかけており、「無冠の実力者」から一気に複数冠の可能性がある。いずれも通算勝率7割超という驚異的な勝率を残している、20代同士の好カードだ。持ち時間は各8時間。
7月4日(水曜日)
棋王戦挑決トーナメント 郷田真隆九段VS斎藤慎太郎七段 (携帯中継)
棋聖戦一次予選 三枚堂達也六段VS杉本和陽四段 (携帯中継)
7月5日(木曜日)
竜王戦5組昇決 南芳一九段VS千田翔太六段 (携帯中継)
竜王戦6組昇決 中尾敏之五段VS上野裕和五段 (携帯中継)
叡王戦予選 中川大輔八段VS広瀬章人八段 (携帯中継)
叡王戦予選 浦野真彦八段VS北浜健介八段 (携帯中継)
王座戦挑決トーナメント 渡辺明棋王VS永瀬拓矢七段 (携帯中継)
棋王戦挑決トーナメント 木村一基九段VS橋本崇載八段 (携帯中継)
7月6日(金曜日)
王座戦挑決トーナメント 斎藤慎太郎七段VS藤井聡太七段 (ニコニコ生放送・AbemaTV・携帯中継)
快進撃を続ける藤井七段が、最もタイトルに近い位置にいる王座戦。この対局に勝利すると、渡辺明棋王と永瀬拓矢七段の勝者と、決勝で戦うことになる。王座のタイトルは昨年、羽生善治竜王を下した中村太地王座が保持している。過去の最年少タイトル挑戦(17歳10カ月)、タイトル獲得(棋聖戦 18歳6カ月)は、いずれも屋敷伸之九段が保持しているが、藤井七段が挑戦や獲得した場合は、大幅な記録更新となる。持ち時間は各5時間。
棋王戦挑決トーナメント 佐藤康光九段VS屋敷伸之九段 (携帯中継)
棋王戦挑決トーナメント 松尾歩八段VS稲葉陽八段 (携帯中継)
王将戦一次予選 阿部隆八段VS都成竜馬五段 (携帯中継)
YAMADAチャレンジ杯 田中悠一五段VS黒沢怜生五段 (携帯中継)
7月7日(土曜日)
マイナビ女子オープン予選 本田小百合女流三段VS脇田菜々子アマ (携帯中継)
マイナビ女子オープン予選 山口恵梨子女流二段VS礒谷真帆アマ (携帯中継)
マイナビ女子オープン予選 渡部愛女流王位VS里見咲紀女流初段 (携帯中継)
マイナビ女子オープン予選 香川愛生女流三段VS室田伊緒女流二段 (携帯中継)
マイナビ女子オープン予選 長谷川優貴女流二段VS山根ことみ女流初段 (携帯中継)
マイナビ女子オープン予選 甲斐智美女流五段VS小高佐季子女流2級 (携帯中継)
マイナビ女子オープン予選 藤田綾女流二段VS鈴木環那女流二段 (携帯中継)
7月8日(日曜日)
AbemaTVトーナメント 予選Bブロック 山崎隆之八段VS佐々木大地四段 (AbemaTV)
AbemaTVトーナメント 予選Bブロック 大橋貴洸四段VS山崎か佐々木 (AbemaTV)
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