<大相撲名古屋場所>◇初日◇8日◇ドルフィンズアリーナ
横綱・白鵬(宮城野)が小結・玉鷲(片男波)にすくい投げで勝ち、白星で名古屋場所をスタートさせた。
立ち合い後、少し離れた相撲になったが、その後一瞬玉鷲が優位の両差しに。だがそこは優勝40回を誇る白鵬がすぐに巻き返し、土俵際で逆転のすくい投げを見せた。AbemaTVの中継で解説していた元前頭の若兎馬は「手に汗握る相撲でしたね。相手優位が一瞬。両差しになられたところをすぐに巻き返しでした」と、相撲のうまさを称えていた。
白鵬は休場明けだった先場所11勝4敗だったが、今場所前には「最後は自分の型ができてきた。41回目の優勝をして天皇賜杯を久しぶりに抱きたいですし(亡くなった)親父にもいい報告ができればと思いますね」とコメント。2017年の九州場所以来4場所ぶりの優勝に、まずは一歩前進した。
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