<大相撲名古屋場所>◇七日目◇14日◇ドルフィンズアリーナ
 七日目にして大関・栃ノ心(春日野)までもが休場で姿を消し、“役者不在”が否めない大相撲名古屋場所。その館内を、一人の小さな力士が大いに沸かした。
 前頭十五枚目・石浦(宮城野)が、前頭十一枚目で身長191cm、体重192kgの巨漢力士・碧山(春日野)を立ち合いからの鋭い引き落としで土俵に這わした。
 AbemaTVで解説を務めていた元小結・旭道山は「戦略、戦術ですよね。そればかりだと効果はないが、当たるだけが能じゃない」と話し、体格差を考慮した石浦の作戦勝ちであったことを強調した。