灼熱のドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で、日を追うごとに波乱が生まれている。
横綱・稀勢の里(田子ノ浦)の休場に始まり、四日目には横綱・白鵬(宮城野)が支度部屋で足を滑らせてしまい、右膝蓋腱(しつがいけん)損傷、右脛骨(けいこつ)結節剥離骨折の疑いで2週間の安静を要するという診断書を提出し、自身初となる年3回目の休場。六日目には横綱・鶴竜(井筒)、続く七日目には前日の玉鷲(片男波)戦で右足親指付け根を痛めた新大関・栃ノ心(春日野)がそれぞれ休場となった。三横綱不在に加え、新大関の休場で名古屋場所は、文字通り大荒れの様相だ。