オリックスからトレードで加入した横浜DeNA伊藤光捕手（29）のリードが冴えている。後半戦から3試合連続のスタメンマスクとなった7月18日の対ヤクルト14回戦で、先発ウィーランドを好リード。4連敗を止める原動力となった。
打力を買われてのトレードでもあったが、丁寧なリードも名前同様に光り輝いた。6回2死一塁から長打のあるヤクルト山田を迎えて、2球続けてファウルからのカウント0-2から、伊藤はアウトコース低めを要求。この時、ウィーランドに「ここに投げて、ここ！」とはっきりわかるように“指さしリード”を見せた。
すると好投していたウィーランドもこれに応えるように、大きなカーブを要求どおりに投げ込み、見事に空振り三振。この日の試合前にミーティングで初めて会話した2人だったが、呼吸はピッタリだった。
試合後「1つ勝ててホッとした」という伊藤は、ウィーランドについて「受けてみて思い通りでした。コントロールもいいし、球も強い。自分の特徴を分かってやっている感じ」と称えれば、ウィーランドも伊藤を「本当に素晴らしい。投げたいボールのサインを出してくれた」と感謝していた。
（C）AbemaTV
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