もう繰り返さない。7月21日に行われた横浜DeNA対阪神13回戦で、横浜DeNAホセ・ロペス内野手(34)が右太もも痛から復帰2戦目で豪快な一発を放った。2回無死二塁から、外角高めの直球を完璧にとらえると、ロペスらしい弾道で打球はレフトスタンドへ。繰り返し痛めた右太ももに負担をかけないホームランで、ゆっくりとダイヤモンドを1周。チーム浮上に不可欠な男は、試合後に「このままけがしないようにプレーしたい」と誓った。
![2度目の離脱から戦列復帰の横浜DeNAロペス「このままけがしないように」チーム浮上の大きな鍵](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/7/3/724w/img_7339a6bcd4d6cfeac47e40d1932ea649513963.jpg)
チームの悲願、20年ぶりのリーグ優勝、日本一には絶対に必要な選手だ。5月末に右太ももを痛め6月4日に出場選手登録を抹消。29日に戦列に復帰したが、翌30日に再び痛め、再度抹消された。筒香、宮崎とのクリーンアップはセ・リーグでもトップクラスの破壊力を誇っていただけに、離脱中はソトが奮闘したものの、戦力ダウンは大きかった。
7月20日に戦列復帰し、復帰2試合目での一発に「昨日、ノーヒットだったので、やっと1本出てホッとしたというか、すごくよかったです」と、心を落ち着けた。「昨日1試合終えて、怖さも取れて、いい感触でプレーできた」と復調の手応えもつかんでいる。
ラミレス監督は、ソトに二塁を守らせ「ソト・宮崎・筒香・ロペス」という4人を軸に、好調の桑原、打力が光る梶谷、オリックスから移籍してきた伊藤ら、超攻撃的なオーダーもイメージしている。ここのところ宮崎が調子を落とし気味でもあるだけに、復帰したばかりだからロペスの担う役割は大きい。宣言どおり勝負の後半戦で、出場し続けられれば自然とチームも上に向かって進んでいく。
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