31日に行われる横浜DeNA対巨人15回戦、その試合前に報道陣の取材に応じたラミレス監督は、後半戦巻き返しのポイントにチーム防御率を挙げ「優勝を争うには、チーム防御率4点以下に」と具体的に語った。
28日の試合を終えて、そのチーム防御率は4.13、順位は3位・巨人とゲーム差無しの4位。今日からはその巨人との3連戦となる。今シーズンは対巨人9勝4敗1分と相性の良いカードだけに、先発・井納の好投をきっかけに巻き返しを図りたいところだ。
その他の詳しい内容は以下の通り。
― 1週間ぶりのハマスタ。相性の良い巨人だが(今季9勝4敗1分)
まず最初にホームに戻って来られていい気分。ホームの雰囲気、ファンのサポートなど素晴らしい中でプレーできるのは嬉しい。巨人はリーグでもベストに入るチーム。このシリーズはいいシリーズになると思う。我々も状態が良くなっているので。
― 長打率、本塁打もトップクラスなのに出塁率が最下位。そのことが歯車が噛み合わない原因か?
そこは数字を見ても明らかなので隠すところではないが、3割打者が何人かいて、出塁率が低いというのは四球が少ないから。もっと四球を獲得して出塁率を上げていきたい。沖縄で話したが、優勝するにはチーム防御率3.5以下、盗塁は最低でも70~80、バントも100犠打が必要。盗塁とバントに関しては、50試合ほどを残して良いペースで来ていると思う。そういった部分で、防御率4点を下げないといけない。
― 1戦1戦が大事になる中、暑さに対して大事にしていることは
僕が現役時代は8月に強かった。月間MVPも何度か獲得してると思う。多くの人は暑いな、キツイなと感じると思う。僕は気温が上がれば上がるほど、俺もアツくなるんだという気持ちを持っていた。そういう気持ちを持っていれば乗り越えることができる。例えば桑原は7月の月間打率が4割を超えているが、こうした安定した成績を出せる選手がもう1人くらい出てきて欲しいと思う。
― 当面は5割が目標だと思うが、残り何試合あたりがキーになる?
この間も話したが、今のところ1日1日しっかり戦っていくだけ。いま借金5なので、もう少ししたら、ここで勝ち越そうとか、そういった具体的なプランも見えてくると思う。ただしばらくの間は、1日1日をしっかり戦うだけ。
― チーム力が上がっているというのは?
先程も言ったがホームランも昨年より多いし、盗塁もあと50試合くらい残している状況で去年より多い。バントも多い。そういった良い部分が活かされている。
― 残り54試合。ピッチャーは?
まず今日はいいピッチングしてもらいたい。そこから先は終わってから考えたい。
(C)AbemaTV