プロスポーツ化を目指す麻雀プロリーグ「Mリーグ」は10月1日に開幕する。参加企業は現在7社で、5つの麻雀プロ団体からドラフト会議で3名のプロ雀士を選抜し、上位4チームによるクライマックスシリーズで優勝した際の賞金額は5000万円と設定されている。7月17日に行われたMリーグ発足記者会見に、サポーター代表として駆けつけた俳優・本郷奏多には、Mリーグに期待していることがある。

 「Mリーグの話を聞いた時は、藤田さん(サイバーエージェント代表取締役社長、Mリーグ代表理事)がまた面白いことをやられるんだなという印象を持ちました。麻雀業界を抜本的に変えていこうとする強い意志を、藤田さんからは常に感じていたので、新しい歴史が始まるんだ」とうれしく思っていた。

 注目のドラフト会議は8月7日に行われ、その模様はAbemaTVで生中継される。「きっと女流プロも入ってくるだろうしベテランから若い選手まで、新しい風を巻き起こしてくれる人たちのエネルギー溢れるリーグになってほしい」と期待を寄せる。

 もしも本郷がチーム編成をすることになったら「ドキドキするチームにしたいですね。固く打ってラスは引かないというよりは、トップ率は高いけれどラスも引くみたいな」と俳優だけに、視聴者に楽しんでほしいという視点を持っている。

 普段、プロと卓を囲むことも多い。「好きなプロは多井隆晴プロ(RMU)。勝負所で強いし、男前だし、チームを引っ張る選手になってくれそうなので。女流で強いと思うのは魚谷侑未プロ(日本プロ麻雀連盟)。がらっとタイプを変えて小林剛プロ(麻将連合)がいてもおもしろいチームになりそう。各プロそれぞれプレースタイルが違うので、防御が強いチームも生まれるかもしれない」とチームカラーを予測しながら開幕を楽しみにしている。

 Mリーグのルールは東南戦で一発・裏ドラ・赤牌あり。RTD同様、対局データも管理される。「プロ野球のように細かい数字、麻雀で言えば勝率、着順、放銃率、平均打点といったような数字データからも選手の特色が明確にわかるのはおもしろいと思います。僕の場合は、自分の数字を出されたら目も当てられないんですが」と苦笑した。

 参加企業の7チームそれぞれがチームユニフォーム着て戦うことも斬新だ。「対局番組だと麻雀のイメージはスーツだと思うんですけど、藤田さんは麻雀をマインドスポーツと捉えていて、もっと身近なスポーツの括りにしようとしているのがおもしろい試み」と受け止めている。

 実際、プロ野球もJリーグも、試合会場では好きなチームや選手のユニフォームを着て応援することは定着している。「ユニフォームを着て、観戦するってめちゃくちゃ楽しそうじゃないですか。ああいうのにすごく憧れていたんです。だからMリーグ観戦時は、好きな選手のチームユニフォームを着て応援したい」と1人の麻雀ファンとしても、開幕を楽しみにしている。

 Mリーグ発足の目的のひとつに、2022年北京冬季五輪での正式種目化がある。そのためにも麻雀のダーティーイメージの刷新は必須事項だ。「今後はどんどん麻雀のイメージが良くなっていくと思うので、チャンスがあればMリーグのどこかのチームで広告に使って欲しいですね」と何かしらの形で、Mリーグをサポートし続けていくつもりだ。

 麻雀プロリーグ「Mリーグ」(最高顧問:川淵三郎、代表理事:藤田晋)は10月1日、開幕する。【福山純生(雀聖アワー)】

◆本郷奏多(ほんごう・かなた)1990年11月15日、宮城県出身。俳優。スターダストプロモーション所属。2005年14歳の時に映画『HINOKIO』で初主演。本年はテレビドラマ『アカギ』をはじめ『リピート~運命を変える10か月~』他多数出演。

(C)AbemaTV

▶8/7(火)19:30~ Mリーグドラフト会議

Mリーグドラフト会議 | 無料のインターネットテレビはAbemaTV(アベマTV)
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