猛暑の影響か、リーグ下位に苦しむ横浜DeNAだが、その一方で本拠地・横浜スタジアムの名物「みかん氷」は絶好調だ。かき氷に甘酸っぱいみかんをどっさりかけた名物B級グルメだが、今年7月の売上は、前年比で1.2倍と好調だという。担当者によるとデーゲーム、ナイター問わず売れ行きは好調で、7月からは大盛りの「ヘルメットみかん氷」も登場。各社のアイス商品では、供給が追いつかずに生産の一時中止も出る中、ハマスタ名物の勢いは衰え知らずのようだ。
ハマスタに行ったことがあるファンなら、一度は食べたであろうみかん氷。野球解説者の石井一久氏はTwiiterで、上のみかん部分と下の氷部分の“配球”について「1みかんに対して4氷の比率」で食べるのがいいと投稿したこともある。この夏の暑さなら、みかんだけ食べ終えてしまう前に、下の氷もほどよく溶け、いいバランスで完食できる人も多いだろう。
この夏と野球と言えば、熱中症についても多く話題になった。グラウンド上もかなりの暑さだが、日差しをさえぎるものがないスタンドでの観戦も、十分に注意が必要だ。応援に熱中するあまり、熱中症になっては一大事。関係者も「暑い日が続きますが、シーズンもまだ続きます。横浜スタジアムでの試合も20試合ほど残っているので、熱中症には十分ご注意いただき、ぜひハマスタ名物・みかん氷で涼をとりながらご観戦をお楽しみください」とコメントした。
投手陣、野手陣ともに、蓄積した疲労からか、もうひとつ波に乗れない状況だが、みかん氷の勢いに負けない大反撃を、ファンは期待しているところだ。
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