8月12日の横浜DeNA対阪神の17回戦、この日「2番・セカンド」でスタメンに起用された石川雄洋内野手(32)が、プロ14年目となるベテランの本領を発揮した。2死満塁で迎えた2回の第2打席、11球粘った末に12球目で値千金の押し出し四球を選んで2対2。チームは同点に追い付いた。
ここ最近、横浜DeNAのファンからも淡白な打撃にうんざりする声が聞かれる中で、生え抜きのベテラン・石川がチームのお手本となるような「執念の粘り」を示した。
初回にレフトへのヒットを放って盗塁を決めるなど、いきなり溌剌としたプレーを見せた石川。さらに大きな見せ場は2回に訪れた。大和のタイムリーで1対2と1点差まで迫り、なおも下位打線がつないで迎えた2死満塁のチャンス。ここで石川は阪神の先発、ルーキーの馬場を相手に3球で追い込まれながらも、6度もファールを重ねる粘りを披露。徐々にボールカウントを増やしていき、12球目に見事押し出し四球を選んでみせた。
四球を選んだ本人が思わずガッツポーズを見せるほど気持ちの入った打席に対して、AbemaTVの視聴者からも「石川さんナイス!」「やっぱりお前が必要だ!」「それそれ!」「これはベテランの技」と絶賛&共感のコメントが続出。3回、石川がセカンドの守備に就くと、ハマスタに「タケヒロ」の大合唱が響き渡った。
試合は現在、5回の攻防を終えて6対3。横浜DeNAが阪神から3点のリードを奪っている。
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