将棋界の第一人者、羽生善治竜王(47)が自らの着想で生まれた超速将棋に、ついに挑戦する。早指し戦の中でも「持ち時間5分、1手につき5秒加算」という、チェスで用いられるフィッシャールールをベースにした超早指し棋戦「AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治」は、ベテランだけでなく早指し有利と言われる若手棋士たちも、そのスピード感に翻弄されている。「テンポよく指し手が進んでいくので、そういう意味ではスピーディーな棋戦だなというのが実感ですね」と語る羽生竜王が、今度は自ら指す番になった。公式戦でも数々の早指し棋戦で優勝経験があるレジェンドは、どんな将棋を見せるのか。