将棋界において2017年5月、1つの明確な結果が示された。「将棋ソフトは名人より強い」。棋士とソフト(AI)が戦う第2期電王戦は、佐藤天彦名人(30)がPONANZAに2連敗を喫して終了した。他の棋士ではなく名人の完敗。これで棋士とソフトの対決企画にも終止符が打たれた。だが、今なおファンは棋士同士の戦いに感動し続けている。これはなぜなのか。それには羽生善治竜王(47)、藤井聡太七段(16)という2人の存在が大きく関わっているようだ。