8月18日に行われた横浜DeNA対広島17回戦、この試合を生中継していたAbema TVにおいて、広島のエースでセ・リーグトップの勝ち星を挙げている大瀬良大地投手(27)を分析、決め球のカットボールなど球種別割合なども明かされた。

大瀬良の球種別の割合はストレートが43.8%でもっとも多く、次いで決め球のカットボールが26.9%。この2種が全体の7割以上を占め、その他にフォークが10.9%、スライダーが8.3%と続いた(データスタジアム調べ、8月16日現在)。
中継でゲスト出演した野球アナリストの佐々木浩哉氏は「大瀬良はストレートが速く、球種が多いピッチャー。スライダーは横だけでなく縦に落ちるボールも投げられる」と変化球の多彩さを説明。また、画面に球種データが表示されると「カットボールの去年の被安打率は.270だったが、今年は.171と、1割ほど下げている」とし、カットボールが非常に効果的となっていると説明した。
また、この試合を解説していた岡島秀樹氏は、カットボールの特性を「ストレートより遅く、スライダーより速い。曲がり幅が少ないので、バッターの芯を外すので打ちにくい」とし、さらに「球種が多いピッチャーは長いイニングを投げる先発向き。大瀬良はストレートのキレがいいので、他の球種も活きてくる。キレが悪いと、変化球の出し入れも対応されてしまうんですね」と付け加えた。
なお大瀬良はこの日の試合で7回6安打1失点と好投。リーグトップの13勝目を挙げた。
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