今日試合が行われた全国高校野球選手権の準決勝で、プロ注目の吉田輝星投手を擁し34年ぶりのベスト4進出を果たした金足農業（秋田）が、初の決勝進出をかけて日大三（西東京）と対戦した。
1回表に1点を先制した金足農業は、今日も吉田投手が先発のマウンドに。4回裏には2アウト1、3塁のピンチをしのぎ、声援を送る秋田の応援団も盛り上がりを見せる。5回表、金足農業が1点を追加し2-0とすると、秋田の応援団はさらにヒートアップ。2点のリードを受けた吉田投手は、強打の日大三を相手に9回を投げ7奪三振1失点の好投。2-1で勝利し、初の決勝進出を果たした。
秋田県民の希望をのせ、魂のこもった投球でチームを牽引してきた吉田投手。今日までの5試合を1人で投げきり4試合連続の2ケタ奪三振を奪うなど、金足農業を初の決勝に導いた。吉田投手の凄さは投球だけではなく、17日の3回戦・横浜（南神奈川）との戦いではホームランも放った。
金足農業といえば甲子園では数少ない公立高校で、なおかつ今大会唯一の農業高校。高校を訪れると、そこにいたのは学校で飼育している豚や牛などの多くの生き物たち。東京ドーム6個分もある広大な敷地には、様々な植物や農作物も植えられている。吉田投手も、環境土木科で土地改良などを学んでいるという。
そんな金足農業の活躍で盛り上がりをみせているのは、甲子園球場や秋田県だけではない。東京・有楽町にある「秋田ふるさと館」も店をあげて応援しているといい、金足農業の決勝進出に副店長の高山英樹さんは、「勝っちゃいましたね、本当びっくりしました。何とかやってくれました。本当に嬉しいです」と喜びを露わにする。また、明日の決勝に向けてすでに準備を行っているそうで、『祝 優勝！金足農業高校 おめでとうセール』と書かれたポスターを紹介。「明日の試合終了後から22日までソフトクリームの100円セールを実施します」と明かし、「もう勝った気でいます（笑）。頑張って欲しいです」と期待を寄せた。
（AbemaTV／『けやきヒルズ』より）
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