
24日、首都大学東京が2020年4月に「東京都立大学」に改名する手続きに入ったことを正式に発表した。大学の改名、さらに同じ名前に戻すことは非常に珍しく、大きな話題を呼んでいる。

2005年、東京都立大学、東京都立科学技術大学、東京都立保健科学大学、東京都立短期大学を統合して設置された首都大学東京は東京・八王子市など都内7か所にキャンパスを置き、学生数約9000人を抱える公立大学だ。「今までの日本にない全く新しい大学をつくる」という公約を掲げていた石原慎太郎元都知事の下で統合・設置に至り、名前は公募の中から最終的に石原氏が判断したとされている。

今回の改名の理由について大学は「知名度が低く改善してほしい」などという要望が学生らから多く寄せられていたからだと説明。名称変更で存在感の向上とともに、さらなる大学の発展に繋がってほしいという願いも込められているという。Twitterでは「東京都立大学の方がシンプルで明確な名前でいい」「最後に大学が付かない他にはない名前で好きだったんだけどな」「今1年生の人は卒業するとき名前変わってるじゃん!履歴書どうやって書くんだよ」と、賛否が分かれている。

取材に応じた現役首都大生3人はいずれも改名に賛成だと言い、「今の名前では、1回聞いただけでは"Fラン私立大学感"が拭えない。東京都立大学という名前に変えれば、初めて聞いた人にも"ある程度頭が良い大学なんだ"と思ってもらえる」「この春に岡山から東京に出てきたが、地元の人に"首都大学東京を受ける"と言っても伝わらない。都立大学なら、40~50代くらいの、自分たちのお父さん世代も知っているので、就職するときにもメリットがあるのでは」と話した。

一方、「『首都大学東京』と書かれた石碑も変えないといけないので、お金がかかってしまう」「公的なものだけでなく、部活のTwitterとかWEBサイトとかも全部書き直さないといけないのが大変」、さらには「キャンパスが八王子という東京の端の方にあるので、せっかく名前を戻すんだったら、元の都立大学駅の前に戻してほしい」という要望も飛び出した。

今回の改名は、果たして良い方向に進むのだろうか。占い師歴17年、五反田の母と呼ばれ、これまで2万人以上を鑑定してきたカリスマ癒し系占い師・有輝星良さんは「総合的に判断すると2020年に改名することで今後大学は発展する。大吉とは言えないがいい面が多くある。スポーツに力を入れれば大学の知名度は上がり、生徒は金運や財運に恵まれる。改名に合わせて風水に基づいた簡単な改装工事ができるといい」と具体的な鑑定結果を明かした。果たしてこの改名は、吉と出るのだろうか、凶と出るのだろうか。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)





