28日に行われた横浜DeNA対中日は5対3で横浜DeNAが勝利した。試合後に報道陣の取材に応じたラミレス監督は「新しく呼び寄せた選手が、勝利を呼び込んだ。まさに監督冥利に尽きる」と話し、中継ぎで登板し、いずれも好投を披露した中後と石田の頑張りを称えた。

5回に先発・平良の後を受け、2番手としてピンチでマウンドに上がった中後は、26日に1軍選手登録をされたばかり。その中後の起用について指揮官が「素晴らしいシンカーがある。アルモンテなど左打者に対して有効だと判断した」と説明したとおり、中後は1死二・三塁の場面で見事な火消しに成功。

さらにその後を受けてマウンドに上がった石田に関しては、同日付で1軍復帰を果たしたばかり。試合前に「回の頭からロングリリーフを任せることになる」と起用法についてラミレス監督が明かしたとおり、6回頭から登場した石田は、2回を投げて4つの三振を奪う快投。3勝目(7敗)を手にしてみせた。

今シーズンは先発投手をはじめ、選手の苦しい“遣り繰り”を迫られているラミレス監督。それだけに、信じて送り出した選手が見せた期待通りの活躍を「監督冥利に尽きる」という言葉で噛み締めたに違いない。
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