将棋の王位戦七番勝負第5局が8月30日、徳島県徳島市の「渭水苑」で再開した。菅井竜也王位(26)、挑戦者の豊島将之棋聖(28)の、将棋界初の平成生まれ同士のタイトル戦は、ここまで2勝2敗の五分。今回の対局を制した方が、王位のタイトルに王手をかけることになる。
 ここまでの4局は菅井、豊島、菅井、豊島とすべて先手番が勝利。第5局は菅井王位の先手番で始まり、1日目は豊島棋聖が50手目を封じたところで終了した。2人の過去の対戦成績は菅井王位の7勝4敗。今年度の成績は菅井王位が13局で7勝6敗なのに対し、豊島棋聖は30局で20勝10敗。対局数、勝数では全棋士トップの成績を残している。持ち時間は各8時間の2日制。AbemaTVではこの対局を終了まで生中継する。