![「これが広島だったら……」谷繁氏、横浜DeNAと首位・広島の“得点力の差”に言及](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/0/0/724w/img_00242ed2d9bb7f1b38199676e68be43a682425.jpg)
7日に行われた横浜DeNA対ヤクルト20回戦は、4対1で横浜DeNAが勝利した。横浜DeNA先発の井納、ヤクルト先発・原、両先発の好投により6回までは両軍ともにゼロ行進。6回裏に均衡を破るチャンスを迎えるも、先制機を逸した横浜DeNAの攻撃について、AbemaTVで解説を務めていた谷繁元信氏が「これが広島だったら……」と首位の広島を引き合いに出す場面があった。
1死ランナー無しから9番・石川が三遊間への深いゴロを放つと、一塁へ気迫のヘッドスライディングで内野安打をもぎ取り出塁に成功。打順は1番に戻って大和だったが、2球目128kmのスライダーを打ち上げた打球はレフトフェンス間際で失速。スタンドには届かず、一塁走者の石川も釘付けとなった。
![「これが広島だったら……」谷繁氏、横浜DeNAと首位・広島の“得点力の差”に言及](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/8/1/724w/img_817e54db44bcdcc8f4b73bddf3adffb5502001.jpg)
「ん~、どうなんですかね……」
そう切り出した谷繁氏は、「この場面で大和に長打を期待するというのもどうかと思うんですよね。例えばの話になりますが、これが広島だったら……」と前置きをしたうえで次のように続けた。
「広島には、この場面ならこういうサインが出る。こういう動きをしたら、試合が動く。そういうことを考えながら打席に入っている選手が多いんですよ。だから打席の中でベンチのサインを待つようにカウントを作っていけます。それに対して今の場面、ノーストライクからの2球目です。さすがに今のバッティングはいかがなものかな、とは思いますよね」
7日終了時点での両チームの得点数を比較してみると、首位・広島の624点に対して横浜DeNAが474点。事実として150点の開きはあるが、広島の打率.266、本塁打数160(リーグトップ)に対して横浜DeNAは打率.252、本塁打数147本(リーグ2位)。この数字を見る限り、150点の得点差が開くほどの違いはない。では、そこに存在する違いは何か?
今季の残りは24試合。逆転でのクライマックスシリーズ進出に向けて1球、1プレーの重みが増していく今、谷繁氏の指摘がCSへの扉を開く道標になるかもしれない。
(C)AbemaTV