9月16日に行われた横浜DeNA対阪神20回戦は、20対4と阪神の大勝で終わったが、この試合を解説していた川崎憲次郎氏の“予言”が、ことごとく当たったと視聴者の間で話題になった。

この日、AbemaTVの中継で解説を務めていた川崎氏は、横浜DeNAの今永、阪神の藤浪と、なかなか本来の力が発揮できない両投手の立ち上がりを見てか、即座に今後の試合展開を予想。阪神が今永から2点を先制すると、これで藤浪が気持ちよく投げれると話すと思いきや「藤浪が守りにいかないといいんですけどね。初回と大量点を取るとピッチャーが守りに行くので、試合が結構荒れることが多いんですよ」と解説した。この不安とも言える予想は、早速初回に的中。藤浪は直後の守備で、横浜DeNAの主砲筒香に同点2ランを浴びてしまった。
「川崎予言」はまだまだ続く。毎回、この試合の注目ポイントを挙げるのが恒例となっているが、川崎氏のポイントは「3回のピッチング」だった。「両投手ともそうなんですが、2回がサッと終わった。1イニング目に点を取られているので、どこまで修正が利くかという話なんですが、上位打線を抑えられないと…と」と語っていた。すると今永は1死後に、阪神大山に勝ち越しの7号ソロをレフトスタンドに運ばれた。このあたりから、AbemaTVの視聴者からも「川崎すごい」「予言、すげぇな」というコメントが寄せられ始めた。
不安を感じた3回は、これで終わらなかった。続く4番糸井にヒットを打たれたところで「ホームランの後のヒット、まだそこまではいいんですが、ここでつながれるのが嫌なんですよ。それが一番得点につながる」と話した途端、5番陽川にレフト前に運ばれ1死一、三塁に。6番ナバーロに四球を与えて満塁としたところで、今永はKOされてしまった。その後、「こういう流れの時はエース級が出て行っても止まらない」と振り返ったが、2番手で登板した田中は2者連続押し出しの後に、投手・藤浪にまさかの満塁ホームランを浴び、試合の大勢が決してしまった。
実況から予言について聞かれると「ピッチャーだったので、ピッチャーの気持ちが分かる。こういうことの後に、こういうことがよく起こるので」と話したが、当たりすぎた解説が「予言」という言葉を連想されたようだ。
(C)AbemaTV



