20日に両国国技館で行われた大相撲秋場所の十二日目、前頭五枚目の妙義龍(境川)が前頭九枚目・北勝富士(八角)を引き落としで破って勝ち越しを決めた。
 一度の“待った”を経て立った両者は、激しい突っ張りの応酬を見せる。妙義龍が引いたことで均衡が崩れると、北勝富士が前に出て妙義龍を土俵下に突き落とした。しかし、勝負が決する直前に妙義龍が体を捻ると、北勝富士も前のめりになってほぼ同時に倒れ込んだ。立ち上がった北勝富士のお腹に付着した大量の砂が画面に映し出されると、物言いがつけられた。