「いつ人生が終わっても不思議はないところに来てますから。悔いのないよう、このMリーグという舞台で踊りきれたらいい」とは、初代Mリーガー21人の中では最年長プロ雀士となる前原雄大(連盟)の言葉だ。10月1日に開幕する麻雀プロリーグ「Mリーグ」を前原は自身の「ラストダンスの場」のごとく受け止めている。
1981年に設立された日本プロ麻雀連盟の一期生であり、数々のタイトルを獲得してきてなお精進を怠ることはない。それは現在も日本プロ麻雀連盟の最高峰タイトル・鳳凰位(第12、25、33、34期と4度目)という座にいることでも証明されている。その強さの秘訣は「稽古量はこれまでと変わりません」と月平均200半荘以上は打ち込む稽古量によって支えられている。稽古とは、頭で麻雀を打つのではなく、体全体で麻雀を打っているのだ。