プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2018」10月5日の2回戦が行われ、赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(協会)がトップ取り、鈴木は自身初トップ。チームは2連勝となり、144.7ポイントを積み上げ、3位から2位に浮上、首位の渋谷ABEMASに肉薄した。
対局者は起家からKONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)、TEAM RAIDEN/雷電・瀬戸熊直樹(連盟)、赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(協会)、U-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦)と、高宮は2戦連続、瀬戸熊はデビュー戦となった。
「麻雀にスタイルという概念は持っていない」と言い切る鈴木は「常識を疑っているところがあって、その常識って本当に得なの?と常に疑う気持ちを持っている。その気持ちを忘れずに、みんながこうであろうと思っていることと違うようなこともやっていく」とゲームに臨んだ。
鈴木は東1局で満貫をアガる好スタートを切り、東3局の親番ではリーチ・ツモ・ピンフ・イーペーコー・ドラ2で1万8000点を加点。5万点台のトップ目で南場を迎え、南4局でもリーチ・ツモ・ドラ4で1万2000点(+300点)と計5度のアガリをものにし、自身初トップを決めた。
「うちのチームは僕だけトップを取っていなかったんで、うれしいの一言ですね」と喜びを噛み締めながらも「今回はたまたま手がめちゃくちゃ入っていたんでトップが取れましたけど、これからは納得してもらえるようないい麻雀をして、応援してもらえるように頑張ります」と気合いを入れ直した。
このトップで赤坂ドリブンズは2連勝。144.7ポイントを積み上げ、首位の渋谷ABEMAS+207.6に0.8ポイント差まで肉薄し、3位から2位に浮上した。【福山純生(雀聖アワー)】
【2回戦結果】
1着 赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(協会)5万9700点/+79.7
2着 U-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦)2万9900点/+9.9
3着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)1万4500点/▲25.5
4着 TEAM RAIDEN/雷電・瀬戸熊直樹(連盟)▲4100点/▲64.1
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
【10月5日終了時点での結果】
1位 渋谷ABEMAS +207.6(4/80)
2位 赤坂ドリブンズ +206.8(6/80)
3位 U-NEXT Pirates +23.9(6/80)
4位 EX風林火山 ▲59.9(4/80)
5位 セガサミーフェニックス ▲79.5(2/80)
6位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲149.2(6/80)
7位 TEAM雷電 ▲149.7(4/80)
◆大和証券Mリーグ2018 7チームが各80試合を行い、上位4チームがプレーオフに進出するリーグ戦。開幕は10月で翌年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。
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