大相撲の元横綱・輪島大士(わじま・ひろし)さんが亡くなっていたことがわかった。70歳だった。
 日本大学時代に2年連続で学生横綱に輝いた輪島さんは、1970年に花籠部屋から角界デビュー。地元・石川県の期待を受けて、初土俵の3年後には第54代横綱に昇進した。「黄金の左」と呼ばれた下手投げを武器に幕内優勝は14回、しのぎを削った横綱・北の湖と「輪湖時代」を築いた。
 引退後は花籠親方を襲名し、部屋を受け継いだがその廃業。プロレスラーに転向するなど話題になった。