日本プロ麻雀連盟の女流プロ最高峰タイトル「女流桜花」への挑戦権を争う女流桜花Aリーグの第6節(最終節)C卓が10月10日、東京都・夏目坂スタジオで行われ、美波智子が卓内トップを取り、リーグ残留を濃厚にした。
暫定で20人中18位と、下位4人の降級圏内にいた美波は、半荘4回戦のうち2回戦でこの日初トップ。残留にはもう1回トップが欲しいところ、終盤に効果的なアガリを見せ、トップをもぎ取った。これで順位は暫定で15位に浮上。美波より順位が低い選手で対局を残しているのは、118.9ポイント差をつけている蒼井ゆりかだけで、美波のリーグ残留が濃厚になった。「暫定ですが、降級圏内を脱出できてホッとしています。来期こそはプレーオフに進めるように頑張ります」と、安堵の表情を浮かべていた。
【試合結果】
1位 美波智子 +23.2
2位 武石絵里 +17.0
3位 二階堂瑠美 +15.1
4位 童瞳 ▲55.3
◆女流桜花 2006年度に設立された、日本プロ麻雀連盟所属の女流プロによる1年のリーグ戦。上位20人がAリーグで、年間成績上位3人が前年度の女流桜花と3日間、半荘12回に女流桜花決定戦を行う。
◆日本プロ麻雀連盟 1981年に設立。森山茂和会長。ベテラン・中堅・若手と各大会・メディアで活躍するプロが多数所属する。現在の所属プロは業界最大規模となる600人以上。2016年に行われた「麻雀プロ団体日本一決定戦」でも優勝した。主なタイトル戦は鳳凰位、十段位、麻雀グランプリMAX、王位戦、麻雀マスターズ、女流桜花、プロクイーンなど。
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