海賊版サイト対策について議論している政府の検討会議(タスクフォース)が、いよいよ15日に取りまとめを出す。焦点となっているのが、ユーザーが閲覧しようとした際にインターネットサービスプロバイダ(ISP)がアクセスを強制的に遮断する「ブロッキング」の是非だ。出版界に与える経済的損失の大きさなどの観点からブロッキングでしか問題に対処できないとする委員と、「通信の秘密」を保障した憲法21条に抵触する可能性などから反対の立場を取る委員との間で議論は平行線を辿り、先月までに8回もの会議が行われたが、未だ意見集約には至っていない。