歴代最多記録「29連勝」を樹立した藤井聡太七段の登場に沸いた将棋界。将棋に続き、オセロ界にも“若き天才”があらわれた。
12日、チェコ・プラハで行われた2018年の「オセロ世界選手権」で、2016年のチャンピオン、タイのピヤナット・アンチュリーさんを破って優勝したのは、小学5年生の福地啓介六段(11)。無差別部門での最年少優勝は36年ぶりの快挙で、最年少優勝記録を4年縮めた。今大会には30の国と地域から90名が参加。過去42大会で、日本人が31回優勝している。
福地六段がオセロを始めたのは、5年前の7歳の時。母親の影響で始め、独学で勉強したという。プレー中にメガネをかけるのは集中するためだそうだ。
なぜ、11歳の世界王者は誕生したのか。臨床心理士で明星大学准教授の藤井靖氏は、「オセロはパターンのゲームで、定石を覚えると強くなると言われている。人の暗記力のピークは10歳ごろとされていて、11歳はどんどんスポンジのように入り込んでくる年頃。オセロが強い子どもがいることは不思議ではない」と分析。さらに、「オセロは覚えるのはすぐだけど極めるのは一生かかると言われている深いゲーム」と今後の活躍に期待を寄せた。
なお、福地六段は今後、七段に昇格する予定だということだ。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)
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