10月16日(辞書の日)に発売された『三省堂現代新国語辞典 第六版』が、ネットで「ヤバい辞書」と話題になっている。
例えば【沼】という単語には、従来の「くぼ地に自然に水がたまってできた、どろの深い所」という説明に加え、新たに「趣味などに、引きずりこまれるほどのめり込んでいる状態のたとえ」という説明が書き加えられた。具体的な使用例としては、「カメラでレンズの沼にはまる」が挙げられている。
また、新たに加わった【草】という単語については「[ツイッターなどで]笑う(・あざける)こと、笑えること」と説明されており、「waraiの頭文字を並べたwwwが、草が生えているように見えることから」と由来も記されている。同辞典には、ほかにも「ギガ」「ポチる」「イキる」「スクショ」「バズる」「ワンオペ」などが仲間入りした。
さらに今回、【恋】と【性】の変更内容も話題になっている。第五版まで【恋】は「〔男女の間で〕相手が好きで、いつも会いたい、いっしょにいたいと思う気持ち(をもつこと)」と定義されていたが、今回発売された第六版では「“相手”のことが好ましく、とても気になっていつも会いたい、いっしょにいたいと思う気持ち(をもつこと)」と改訂された。
また、【性】についても、第五版では「“異性に”関心を持ち、肉体的に結びつきたいと望む本能」とされていたが、最新版では「恋をして“相手と”肉体的に結びつきたいと望む本能」に改訂されている。【恋】と【性】、どちらの項目からも「異性」と限定する言葉がなくなっており、昨今のLGBT問題など世界的な流れを反映したものになっている。
時代や世界的な流れが反映されている『現代新国語辞典』。次の第七版では、より「ヤバい辞書」に進化しているのかもしれない。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)
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