日本プロ麻雀連盟の最高峰タイトル「鳳凰位」へとつながる第35期鳳凰戦A2リーグの第8節B卓が10月23日、東京都・夏目坂スタジオで行われ、荒正義がリーグ残留に向けて、卓内トップをもぎ取った。
前節終了時で、リーグ16人中最下位と苦しい戦いが続いていた荒は、下位4人の降級圏内から脱出しようと奮闘。1回戦から競り合いを制してトップを取ると2、3回戦では2着。最終4回戦ではラスを引いたが、+26.4の卓内トップで逆転での残留に一歩前進した。トータルでは▲180.4と、残留までには100ポイント近く稼ぎたいところだが、対局後には「残り3節、50ポイントずつ勝って残留したい」と意気込んでいた。
【試合結果】
1位 荒正義 +26.4
2位 山田浩之 +2.7
3位 二階堂亜樹 ▲12.6
4位 古橋崇志 ▲16.5
◆鳳凰位 日本プロ麻雀連盟のタイトルの1つで、30年以上の歴史がある同連盟最高峰タイトル。A~Eまで計11のリーグに分かれている。A1は12人で行われ、上位3人が前年度の鳳凰位と半荘16回戦でタイトルを争う。
◆日本プロ麻雀連盟 1981年に設立。森山茂和会長。ベテラン・中堅・若手と各大会・メディアで活躍するプロが多数所属する。現在の所属プロは業界最大規模となる600人以上。2016年に行われた「麻雀プロ団体日本一決定戦」でも優勝した。主なタイトル戦は鳳凰位、十段位、麻雀グランプリMAX、王位戦、麻雀マスターズ、女流桜花、プロクイーンなど。
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