29日の新聞朝刊に掲載された、先月にがんのため亡くなった樹木希林さんの“最後のメッセージ”に反響が寄せられている。
 これは宝島社の企業広告で、朝日新聞には希林さんの家族写真とともに「あとは、じぶんで考えてよ。」といった言葉を掲載。読売新聞では、遺影にも使用された写真に娘・也哉子さんの舌を合成した希林さんの写真と、希林さんが残した言葉をもとにメッセージ「サヨナラ、地球さん。」を作成した。
 「日本には『水に流す』という言葉があるけど、桜の花は『水に流す』といったことを表しているなと思うの。何もなかったように散って、また春が来ると咲き誇る。桜が毎年咲き誇るうちに、『水に流す』という考えかたを、もう一度日本人は見直すべきなんじゃないかしら。それでは、みなさん、私は水に流されていなくなります。今まで、好きにさせてくれてありがとう。樹木希林、おしまい。」(「サヨナラ、地球さん」から抜粋)