11月3日のK-1(さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)で最もドラマティックだった試合は、卜部弘嵩vs芦澤竜誠の一戦だろう。
(逆転勝利で復活と王座挑戦をアピールした卜部)
卜部はKrush、K-1の元スーパー・フェザー級(-60kg)チャンピオン。アグレッシブであると同時に技巧や駆け引きにも優れ、弟の功也とともに両イベントを牽引してきた。
K-1王座は功也との兄弟対決に勝って獲得したものだったが、一昨年から昨年にかけて3連敗、ベルトも失っている。今年3月の新王者決定トーナメントでも初戦敗退。今回はフェザー級(-57.5kg)に階級を下げての再出発だ。