3場所連続の負け越しで、11日(日)から福岡国際センターで始まる大相撲九州場所に臨む前頭七枚目の阿炎(錣山)が、「もう飛ばない」と決意を語った。
 阿炎といえば、師匠である元関脇・寺尾の錣山親方譲りの激しい突っ張りが特徴だが、立ち合いの変化も目立った。そのことについて本人は「先場所は立ち合いで飛ばず、場所を通して諸手で当たった」と話しており、その理由を「次のステップに進むため」と説明している。そんな阿炎の先場所は、本来の力を発揮できずに苦しみ6勝9敗と負け越しを喫した。 しかし阿炎は今場所に向けて前を向いている。