芸人最強雀士の呼び声高いインスタントジョンソン・じゃいが、Mリーグ・TEAM雷電の瀬戸熊直樹(連盟)が見せた瞬時の選択について、大絶賛した。
じゃいは11月11日、AbemaTVの麻雀ニュース番組「熱闘!Mリーグ」に出演。レギュラーコーナー「じゃいの眼」で、11月8日の1回戦に注目。東1局2本場で、親番だった瀬戸熊のリーチについて取り上げた。
この局は、KONAMI麻雀格闘倶楽部の高宮まり(連盟)から5巡目にドラの8筒待ちで満貫確定のリーチが入った。しのぎながら12巡目を迎えた瀬戸熊の手牌は、三万か六万を切ればテンパイとなる状況に。三万2枚、四万2枚、五万、六万と持っている状況で、六万を切れば、高目の五万が来ればリーチ・平和・イーペーコーとなるので、多くの人が危険を承知で六万を切る場面だ。
ところがわずか数秒の考慮の後、瀬戸熊は三万切りを選択し二、五万待ちに。すると15巡目に高宮から二万がこぼれてロンアガリ。裏ドラも2枚乗って、リーチ・平和・ドラ2の1万2000点(+600点)を獲得した。
三万、六万いずれも高宮の捨て牌にはない状況で、なぜ瀬戸熊は六万切りを選択したのか。じゃいは、瀬戸熊の手牌、さらに4人全ての捨て牌から考えられる、高宮の待ち状況を説明した。六万ではアガれない三万待ちのケースは3パターンで、さらに序盤に高宮が一、二万を切っていたことで、さらに可能性は低かった。一方、三万ではアガれない六万待ちのケースは4パターンで、赤五万が絡んだ高打点である可能性もあった。結果的には、どちらも高宮の待ち牌ではなかったが、わずかなミスも許されないMリーグにおいて、瀬戸熊の確実かつ瞬時の選択が、最終的なアガリにもつながったと指摘していた。
◆大和証券Mリーグ2018 7チームが各80試合を行い、上位4チームがプレーオフに進出するリーグ戦。開幕は10月で翌年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。
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