南野拓実は、凡人がうらやむスペックの持ち主だ。
セレッソ大阪でデビューしたのは、高校在学中の17歳。すぐに頭角を現すと2年目には不動のレギュラーポジションをつかんだ。さらに、19歳で日本代表に初選出される。当時のアルベルト・ザッケローニ監督は、ブラジルW杯の23人に南野を選ぶかどうか最後まで迷っていたという。
そんな天才を欧州のスカウトが見逃すはずはない。2015年には、オーストリアの強豪クラブ、レッドブル・ザルツブルクからオファーを受けて3年契約。Jリーグデビュー、日本代表選出、欧州移籍とエリート街道を突っ走ってきた。