白鵬、鶴竜の両横綱が場所前に休場を表明。初の一人横綱となった稀勢の里も初日に躓くと場所前の稽古で圧倒していた妙義龍、北勝富士にも金星を配給するなど、1勝もできずに五日目から不在に。序盤で3横綱が姿を消し、頼みの大関陣も今ひとつピリッとせず、優勝争いは混迷の様相を呈している。
その中で初日に稀勢の里を撃破した小結貴景勝が突っ走っていたが七日目、御嶽海に敗れて全勝が消えた。3横綱不在は今年名古屋場所以来だが、このときは関脇御嶽海が初優勝している。今場所は八日目の時点でトップが1敗の貴景勝。これを2敗で6人が追う展開となり、誰が優勝するか予想もつかず、初優勝力士が誕生する可能性も高い。