次回の“あーりん場所”は大相撲同様に、15日間連続開催になるかもしれない!?アイドルグループ・ももいろクローバーZの佐々木彩夏が昨年、両国国技館で2日間行ったソロコンサートについて振り返り「サビだけ20曲、15日間、同じ場所でとかできますかね」と語った。AbemaTVの相撲中継に、親交のある清野茂樹アナウンサーとともに出演。ファンから「あーりん場所」と呼ばれたソロコンサートのパワーアップ案が、相撲観戦をきっかけに浮上した。
グループ結成10周年を迎え、さらに勢いを増すももクロ。佐々木は昨年行った両国国技館でのソロコンサートでは、初体験がいくつもあった。「会場の外に『あーりん』って漢字でお相撲さんっぽく、のぼりを立ててもらったり、演目の中でも『あーりん相撲』みたいなVTRを流したり。それでファンの方は、このコンサートを『あーりん場所』って呼んでくれました」と、思い出深いコンサートになった。実際、両国国技館の外には「亜阿凛」「安阿鈴」といった当て字ののぼりがずらりと並んで立っていた。
実は相撲コラボはいろいろと実施している。「衣装で化粧まわしもあるんですよ。結構重たいんですけど、取り外し可能なんです」と話すと、清野アナからも「そうなんですか!?」と驚きの声が挙がった。ソロコンサートでは、両国国技館らしくオリジナルの座布団も販売。「投げちゃダメなやつです(笑)持ち帰り用ですから」と笑った。
力士との交流もある。テレビ出演時、同世代の御嶽海、石浦といった力士と共演した。「すごく気さくにお話ししてくれて。戦っていて『強い!』っていうイメージがあったんですけど」と、土俵上での厳しい表情ではなく、やさしい表情にホッとした。「お肌もすべすべなんですよね。私はガリガリの方より、太っている方の方がよくて(笑)守ってくれそうじゃないですか。力士の方は包容力がありそうだし、大きい熊のぬいぐるみみたいな感じ。取組の時は勇ましい感じですけど、笑っている時を見ると、ぽちゃぽちゃしていてかわいいです!」と、ギャップ萌えしたようだ。
男性ファン限定の「男祭り」、初の海外ツアー「アメリカ横断ウルトラライブ」など、様々なテーマに沿ったオリジナルライブを生み続けたももクロだけに、大相撲とのコラボも期待されるところ。相撲界では先輩にあたる清野アナは、両国国技館でのソロコンサートを見に行っていただけに「ぜひ次は15日間。大相撲は1場所15日間なので」と提案すると、佐々木は即座に「また余計なことを!」と言いつつも、「幕内だけで20も取組があるんですね。で、1つの取組が数秒…。じゃあそういう感じにしましょうか。サビだけ20曲、15日間、同じ場所で」とノリ始めた。これには清野アナも「ファンは8回行けば勝ち越しですかね」と、ももクロファン“モノノフ”として連日参戦する意気込みだった。
ももクロとして、あっという間に駆け抜けた10年間。佐々木は「あんまり考える間もなくここまで来られた。ずっと走っていられたのが、すごくうれしいでしし、たくさんの方がついてきてくれたのもうれしい」と感慨深げに語った。アイドル界も相撲界同様、若い時期から頂点を目指し、ごく一部だけの人々が光り輝く世界だ。「私たちもスポーツの融合をテーマにしてやっています。相撲は日本の国技ということでたくさん盛り上がってほしいし、アイドル界ももっと盛り上げたい。コラボレーションできることがあったら、やりたいと思います。もっともっと『モノノフ』界を盛り上げて行きたいと思います」と意気込んだ。
ももクロと力士。両国国技館を介しての「モノノフタッグ」が結成されれば、どちらにとっても新たな世界が開かれそうだ。
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