<大相撲九州場所>◇十三日目◇23日◇福岡・福岡国際センター
三段目三十三枚目の宇良(木瀬)が三段目八十一枚目の輝富士(伊勢ヶ浜)を押し出しで下し、7戦全勝で三段目の優勝を決めた。
一時は前頭四枚目まで番付を上げるも、右膝前十字靱帯損傷の大けがを負い番付を落としてからの復帰2場所となる今場所。宇良は立ち合いから当たって突き放すと、しっかりと頭をつけて輝富士を押し出した。
AbemaTVで解説を務めていた元小結・旭道山は「天国を見て、地獄を見て……。普通の力士ならそこで終わってしまうが、そこで踏ん張りを入れたことに意味がある」と話し、今後のさらなる活躍に期待を示した。
また、輝富士を土俵下に大きく押し出した瞬間、右手を土俵下の輝富士に向けて数回上下させながら小さく頭を下げた宇良の姿が画面に映し出されると視聴者が反応。「宇良、カワイイ」「心もイケメン」「宇良伝説のリスタート」「小さくても力持ち」など、好感と称賛の声が相次いでいた。
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