<大相撲九州場所>◇千秋楽◇25日◇福岡国際センター
大関・栃ノ心(春日野)が前頭七枚目・松鳳山(二所ノ関)に上手投げで敗れ、悔しい黒星で今年最後の取組を終えた。
一度は立ち合い、激しい相撲の末に栃ノ心が勝ったと思われたが、実は立ち合い直後に勝負審判から不成立の手が挙がっていたものの、行司が気づかなかったことが判明。丸々一番分を取り終えた両者は、仕切り直しでも息が落ち着かず、なかなか立ち合えない事態に。ようやく成立したかと激しくぶつかったが、今度は行司から「待った」。さすがの栃ノ心も憮然とした表情を浮かべた。