通信アプリ大手のLINEは27日、みずほフィナンシャルグループと共同で銀行業へ参入すると発表した。2020年の開業を目指す新銀行「LINE Bank」は、店舗を持たず、スマートフォンを使った個人向けの決済や小口のローンなどのサービスを展開する方針だ。
 LINEはすでに野村ホールディングスと証券業、損保ジャパン日本興亜と保険販売に参入しており、新銀行設立によってスマホひとつであらゆる金融サービスを展開できる体制が整うことになる。LINE側は金融のノウハウを得ることでスマホ決済サービスをさらに強化したい一方、みずほ側には若い世代の顧客を獲得する狙いがあるとみられる。