イランとの違法取引をめぐる詐欺の疑いで今月1日、アメリカの要請に基づき、カナダの検察当局によってバンクーバーで逮捕された、ファーウェイ副会長の猛晩舟容疑者。カナダメディアによると、現地の裁判所は11日、猛容疑者に犯罪歴がなく健康面に不安を抱えていることなどを理由に、保釈を認める判断を示した。
 保釈の条件として裁判所が命じたのは、「5人以上の保証人を用意する」「約8億5000万円相当の保釈金を支払う」「24時間追跡可能なGPSを足首に装着する」ことなど。検察側は猛容疑者が7通のパスポートを所持していると主張していたが、共同通信によると、猛容疑者はパスポートの提出も求められたという。