トップアスリートにとってケガは避けては通れないものだ。大きなケガであればあるほど、復活への時間を多く要する。しかし一方で、体や家族、環境など、自分のことに目を向けられる時間でもある。
 トミージョン手術が1つの例だ。1年以上を要するリハビリ期間の間に、選手たちは肉体改造を行い、復帰後のパフォーマンスが飛躍的に向上する場合もある。
 アキレス腱断裂という大ケガを負った、フットサル日本代表入りを目指すフウガドールすみだの田口元気もその1人。5カ月に及ぶリハビリ期間の中で、彼が考えた「今の自分にできること」とは――。