ファンであれば、将棋が盛んであると知られているのが愛知県。あの天才棋士・藤井聡太七段や、現在唯一の複数冠を持つ豊島将之二冠は、いずれも同県出身で、普及の目安となる日本将棋連盟の支部数も、東京に次いで2番目に多く、指導員数は全国No.1だ。室田伊緒女流二段も、そんな環境で育った1人だ。「将棋を子どもたちに広めるには、ここが一番いいかなと思います」と語り、現在は出身地である春日井市の広報大使も務めている。自分が将棋で活躍することが“将棋どころ”であることを、強く感じているようだ。