人気ドラマ『下町ロケット』(TBS系)がまもなく最終回を迎える中、いま「アスパラガス」を自動収穫するロボットが農業界の注目を集めている。
 ただ収穫するだけでなく、収穫に適したものを選別するこのロボット。神奈川・鎌倉市のinahoが開発したもので、赤外線センサー付きのカメラで雑草と野菜を見分けるほか、1本の収穫を7秒でこなすことができる。もちろん夜の稼働もOKだ。
 農林水産省も注目する背景にあるのは、日本の農業が抱える人材不足。農家人口は2010年からの7年で約3割減少しており、ロボット技術を活用した「スマート農業」に期待が寄せられている。