ファーウェイ・ジャパンが27日朝、日経新聞の一面を使って広告を掲載した。
「ファーウェイ・ジャパンより日本の皆様へ」と題された広告に記されているのは、「ファーウェイにとってサイバーセキュリティとプライバシー保護への取り組みは最重要事項であり、自社の商業的利益をこれに優先させることは決してありません」「これまでにいかなる政府や機関からも当社の技術へのアクセスを要求されたことはありません」といった内容。
これは、一部でささやかれている「ファーウェイの商品を使うとさまざまな情報が洩れてしまうのではないか」「商品の中に余計な材料がある」という噂に反論するものだ。
広告ではその“噂”についても言及しており「一部の報道において、『製品を分解したところ、ハードウェアに余計なものが見つかった』『マルウェアが見つかった』『仕様書にないポートが見つかった』といった記述や、それがバックドアに利用される可能性についての言及がありましたが、これはまったくの事実無根です」と記載。そのほか“日本にファーウェイがいかに貢献してきたか”を強調する文章も掲載されている。

慶應大学特任准教授などを務めるプロデューサーの若新雄純氏は「今までも、同じケースはなくても、勝手に疑惑が膨らんで、噂が広がるというのは日本の会社でもあった。ここまではっきりと気合いを入れて反論したケースはあまり見たことがない」と話す。
続けて「日本では『勝手な噂だから沈静化するまで待とう』という対策を取るケースが多い。ファーウェイ・ジャパンの『言うべきことは言う』というスタンスは、日本法人とはいえ中国から来た外資企業のスタンスがある。真実がどうであれ、ここまではっきり言うということに覚悟を感じる」とコメントした。
また、この広告が掲載されたことによって、ネット上でも「ここまで堂々と反論するなら、そうなのかな」といったような反響が寄せられているという。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)
ファーウェイのスマホを生分解してみた▶︎動画はこちら(17分ごろ~)
この記事の画像一覧■Pick Up
・キー局全落ち!“下剋上”西澤由夏アナの「意外すぎる人生」
・現役女子高生の「リアルすぎる日常」をのぞき見